妊活中であるにもかかわらず浮気に走ってしまう男性がいますが、浮気をしてしまう原因・きっかけが妊活であることも珍しくありません。どのような心理で妊活中の男性が浮気をしてしまうのか、この心理を理解することで予防策も打ち立てやすくなります。
妊活中に浮気をする理由
妊活が始まるとそれ以前と同じ生活が続けられなくなることがあります。その変化が原因となり男性が浮気をしてしまうことがあるのです。
その代表的なものを以下に挙げていきます。
義務的・作業的なセックスに対する不満
妊活中はどうしても子どものことばかりに意識を向けてしまいがちです。セックスに対しても「今度こそ子どもができるだろうか」と考えてしまい、義務的・作業的な感覚に陥りやすいです。
特に不妊治療を受けている場合には医師からのアドバイスに従うことになり、タイミングなども指定されることからより作業的に感じてしまいやすいです。
そして期間が長いほどその感覚に至りやすいです。不満が募り、妊娠にしか意識が向いていないセックスに嫌気がさしてくることもあります。そうすると浮気に走ってしまいやすいです。
妊活に対する不安・ストレス
妊活が長期に渡り上手くいかないと、不安やストレスを抱えて精神的に疲弊してしまいます。
また、不妊治療をしている場合には経済的にも大きな負担がかかることがあり、その面でもプレッシャーがかかってしまいます。
人によっては妻から責められることもあるかもしれません。「自分も医師の指示に従い食事や生活習慣に気を付けているのに」とイライラを感じることもあるでしょう。妻としてもストレスがたまり、愚痴を言ってしまうことがあります。
しかし双方に余裕がなくなると、責められた側も相手方の気持ちを汲むことができず、結果として癒しを求めて浮気をしてしまうケースがあるのです。
夫婦仲の悪化
なかなか妊娠せず、夫婦ともに疲れてくると、夫婦仲が悪化することがあります。
徐々にギスギスしてしまい、妊娠しないことを相手のせいにしてしまうこともあるかもしれません。
夫婦喧嘩にまで発展してしまうと自宅にいるのがつらくなり、外での時間が増え、それがきっかけで浮気をしてしまうこともあります。
妊活中の浮気の予防策
これらの理由により妊活中に浮気をしてしまう男性が多いですが、理由を把握していれば予防策も立てられます。
具体的には、以下のことを留意すると良いでしょう。
妊活以外でもコミュニケーションを取る
妊活の話題ばかりの生活に嫌気がさして浮気に走ることがありますので、妊活に関係のないところでも密にコミュニケーションを取りましょう。
妊活に関してつらい部分はあるものの、それ以外の生活が充実していれば精神的な不安やプレッシャーも取り除きやすいです。
また、排卵日とは関係のない、妊活を意識しないセックスをすることで不満が解消されることもあります。
プレッシャーを与えすぎない
妊活に対する温度差が大きいと、一方が強いプレッシャーを感じてしまいやすいです。
「排卵日には絶対にタイミングを合わせること」「喫煙は一切禁止」「食生活は一変すること」といったことは当人がやる気になっていなければ大きな負担になってしまいます。
妊活を成功させるための正しい意見の主張であっても、その結果浮気に走ってしまって夫婦関係が破綻してしまうと本末転倒です。
浮気予防という観点からは、プレッシャーを与えすぎることなく、パートナーに寄り添いながら進めていくことが大切です。
互いの気持ちを伝え合う
夫婦関係を良好に保ち、浮気をさせないためにも、互いの気持ちを伝え合うことが大切です。
夫婦で協力し合う、精神的に支え合う関係が築けると妊活に対する不安等も軽減され、結果として浮気もされにくくなります。
そこでまずは妊活に対する考え方について共有しておく必要があります。
妻が「今すぐにでも子どもが欲しい」と考えているのに対し、夫が「もう少し2人の生活を続けたい」と考えていると、妊活へのモチベーションに差が生じ、夫婦関係もギクシャクしてしまうおそれがあります。
また双方納得して妊活を始めたとしても、継続的に妊活に対する気持ちを話し合い、妊活への取り組み方を見直す姿勢が大切です。
一方のモチベーションが下がってしまったにもかかわらず無理強いをしてしまうと浮気のリスクは高まってしまいます。常に互いの気持ちを確認し合えるよう、意識的に話し合うようにしましょう。