浮気をされたとき、精神的なショックもありますし今後どうすべきかに関しても悩むことがあるでしょう。心の拠り所を求めて「誰かに相談したい」という思いが出てくるのも自然なことです。
浮気に関してはどこに相談すればいいのでしょうか。さまざまな候補が挙げられますが、それぞれの特徴を理解し、ご自身が求めていた結果と真逆の事態にならないように注意することも大事です。
浮気の相談先候補
浮気をされたときの相談先としては、ご自身の友人や親、あるいは浮気をしたパートナーの親、互いの共通の知人なども候補に挙げることができます。他にも、目的によっては専門家に相談することも視野に入れると良いでしょう。
どのような相談先があるのか、そして相談先別の特徴についても紹介していきます。
友人
「親しい仲にある友人」は、浮気をされたときの相談先として真っ先に浮かび上がるのではないでしょうか。
あなたのことをよく理解している友人だからこそできるアドバイスもあるでしょう。親身になって相談に乗ってくれて、心の支えにもなってくれます。
ただし具体的な解決策を模索したい場面において友人への相談が常に効果的とは限りません。浮気問題について第三者ではありますが、あなたに寄り添っていることがかえって中立的な意見の妨げになってしまいます。
「とにかく誰かに話をしたい」「話を聞いて欲しい」という場面において友人の存在は大きいですが、最適な解決策を探しているときは冷静に物事を考えてくれる友人に相談するか、中立な立場にある友人以外への相談も考えましょう。
自分の親
ご自身の親に相談するという方法もあります。友人に相談するときと同じく、あなたの気持ちに寄り添って対応してくれることでしょう。
ただ、結婚をしている場合は特に、感情的になってパートナーに対して直接連絡をするなど突撃をしてしまうおそれもあります。一番の被害者であるあなた自身が穏便に事を進めたいと思っていても、親が独断で動いてしまうこともあるため要注意です。
相手の親
浮気をしたパートナーの親も相談先となり得ます。相手方の親と仲が良いなど、関係性ができているときは親身になって相談に乗ってくれるかもしれません。そしてパートナーに対して強く言える立場にもあるため、ご自身が発言しにくいことなども代わりに言ってくれるかもしれません。
しかし一方で、パートナー側の肩を持つ可能性も否めません。自分の子どもをフォローしたいという気持ちが強い方だと、相手方の親に相談したことが裏目に出てしまうおそれがあるため注意が必要です。
共通の知人
ご自身とパートナー、共通の知人を頼ることもできます。両者の事情をよく理解しており、浮気に関する情報・背景なども何か知っているかもしれません。
パートナーとの関係性が特に深くない方であれば、中立な立場で意見をしてもらうことも期待できます。
ただ、共通の知人を通して、相談したことがパートナーに知られてしまうおそれもあります。
カウンセラーやセラピスト
浮気をされたことで心に大きな傷を負ってしまったとき、心のケアも必要になります。心の病を患う可能性もありますので、大きな負担を感じていて日常生活に支障をきたしているような場合は、カウンセラーやセラピストも早めに頼るようにしましょう。
高度な知識と経験に基づいて、あなたに必要な処置を取ってくれることでしょう。
ただしコストがかかる点がネックです。
法律の専門家
カウンセラーなどと同じくコストはかかりますが、具体的な解決策、そのための手続方法などを知りたいのであれば、法律の専門家を頼ることも検討しましょう。特に結婚をしているときは「離婚」や「慰謝料請求」などの選択肢も出てきますので、そんなときは弁護士などが頼りになります。
探偵事務所
「浮気をしていることがまだ確定とはいえない」「浮気をしているのかどうか知りたい」「浮気をしていることの証拠を掴んで慰謝料を請求したい」などの要望があるのなら、探偵事務所への相談もおすすめです。
離婚や慰謝料請求については法律の絡む問題である弁護士の専門分野ですが、求める結果を実現するには浮気の証拠が必要です。
浮気の証拠を収集するためには探偵事務所への依頼が効果的であり、調査をプロに任せることでご自身が対応するより安全性・確実性を上げることができます。
浮気相談をするときの注意点
浮気相談をするときは、目的に応じて相談先を選ぶことが重要です。また、浮気の証拠収集などに取り組むときは相談していることが知られないことも重要です。さらに、無用意に悪評を広めるような行為も避けた方が良いでしょう。
これら相談時の注意についてもいくつか紹介していきます。
目的別に相談先を考える
相談先によってそれぞれできることが違います。例えば友人に相談すれば気持ちを共有したり、気持ちを楽にしてくれる言葉を投げかけてくれたりするかもしれません。しかし慰謝料請求を実現するための要件、交渉の方法などはたまたま法律に精通した方でなければアドバイスができません。間違った知識に基づいたアドバイスを真に受けてしまい、望まない結果になってしまう危険もあります。
証拠集めに関しても同様です。そのため相談先選びは慎重にならなくてはなりません。
相談相手から情報が洩れることがある
相談していることがパートナーに知られることで、その後関係性が悪化してしまったり証拠集めが困難になってしまったり、といった問題が起こり得ます。
また、パートナー以外の第三者、会社の同僚や近所の方に知られてしまうこともできれば避けた方が良いでしょう。別れずに関係性を続ける場合、パートナーに悪評が付きまとうことはご自身のためにもなりません。
特に注意すべきは証拠を集める場面です。この場合は慎重に動く必要がありますので、むやみやたらに色んな方に言いふらしていくことはせず、裏で探偵などに事情を伝えるようにしましょう。