明らかに浮気をしている兆候が見られ、パートナーが浮気をしていることの疑いが強いときでも、一向に浮気をしていることを認めてくれないケースがあります。関係性を修復したい、トラブルを起こしたくないと考えるのであれば、感情を抑えて必要な対処に取り組むことが大事です。
そこで当記事では、パートナーが浮気を認めないときに検討したい対処法をいくつか紹介していきます。また、浮気を認めさせるためにはパートナーの心理状態を知ることも大事ですので、浮気を認めたくない心理についても言及します。
浮気を認めないときの対処法
浮気を認めないとき、次の対処を検討すると良いでしょう。
- 冷静に諭すように話をする
- 浮気の証拠を集める
- 浮気相手に認めてもらう
- 第三者に相談する
- 探偵事務所に相談してみる
それぞれの対処法について、詳細を説明します。
冷静に諭すように話をする
怒りの感情が強くなり喧嘩になってしまうと、パートナーも引くに引けず自分の非を認められなくなることがあります。そこで落ち着いた話し合いがまだできていないのであれば、いったん冷静になり、諭すように話をもちかけてみましょう。
冷静な様子を見てパートナーも落ち着いて話をしてくれるかもしれません。
これから浮気を止めてもらい、関係性を修復して今後も仲良くしていきたいのであれば、2人でよく話し合って解決することが大事です。
浮気の証拠を集める
話し合うだけで解決しない場合におすすめできる対処法の1つが、「浮気の証拠集め」です。
浮気をしていることを客観的にも示せる物的証拠があれば、否定のしようがありません。そこで証拠集めを始めてみることも検討しましょう。
例えば浮気相手とのメールやチャットのメッセージ履歴などは有力な証拠となり得ます。通話履歴、クレジットカードの利用履歴も行動を裏付ける重要な情報です。他にも、ラブホテルの領収書、2人で行動している写真や動画など、さまざまな情報を集めることが大事です。1つの証拠を示すだけだと言い逃れができるポイントを見つけられる可能性がありますが、複数の証拠を集めておけば言い逃れも困難です。
特に、離婚をしたい方や離婚に際して慰謝料を請求したい方は証拠集めが大切です。離婚は、夫婦双方の意見が揃っていれば自由にすることができますが、一方が頑なに同意しないときは最終的に裁判で決着をつけることになります。そうなると、単に「別れたい」という気持ちを伝えるだけで願いを叶えることはできません。離婚が相当であると法的に評価されなければなりません。
その際、不貞行為があったことの証拠を示すことができれば訴訟にまで発展したとしても問題なく対処が可能です。
浮気相手に認めてもらう
パートナーが浮気を認めない場合でも、浮気相手がその事実を認めれば、言い逃れができなくなります。
そこで浮気相手に連絡を取ることが可能であれば、パートナーの説得ではなく浮気相手の説得を始めることも検討しましょう。
ただし、浮気をしていることに相当の自信が得られてから浮気相手に接触すべきです。単なる友人である可能性もありますし、例えば「一緒に歩いているところを見かけたから」というだけで早とちりしてはいけません。
また、パートナーが浮気をしていることが確かであっても、接触しようとしている相手が浮気相手であるかどうかもよく確認しないといけません。勘違いをしているにもかかわらず強気に出てしまい、相手方に迷惑をかけてしまうと、かえって立場を悪くしてしまいます。
さらに、浮気相手であることが確かでも脅迫などはしてはいけません。脅迫・暴行・名誉毀損・強要などの行為をはたらいてしまうと、犯罪が成立することがあります。
第三者に相談する
「自分で証拠を集めたり浮気相手を問い詰めたりする勇気がない」「具体的に何を始めれば良いのか考えられない」という場合は信頼できる第三者に相談してみましょう。
浮気をされたということに精神的なショックを受けて、戦略的に行動できないこともあるでしょう。そのような場合は親しい友人などに話を聞いてもらい、気持ちを落ち着かせ、どうすれば良いだろうかと聞いてみるのも良いです。
第三者の視点から、自分だと思いつかなかった解決方法を提示してもらえるかもしれません。
探偵事務所に相談してみる
友人など身近な人への相談のほか、「探偵事務所への相談」も視野に入れてみましょう。
特に証拠集めは浮気を認めさせるために有効ですが、難易度も高いです。探偵事務所は浮気調査も業務として行っているため、調査を依頼すれば自分自身でリスクを犯す必要がなくなります。
また、状況を説明すれば浮気を認めさせるために取るべき行動を教えてもらうこともできるでしょう。
浮気を認めたくない心理とは
浮気を認めさせるためには、パートナーの気持ちを理解することも大切です。なぜ浮気を認めようとしないのか、その心理についても考えることで取るべき対処法が見えてくることもあります。
心理は人により異なりますが、よくある考え方として次のようなものが挙げられます。
浮気を認めない心理 | |
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隠し通せると思っている | 「想像だけでものを言っていて、本当にばれているわけではないだろう」「とりあえずこのまま否定し続ければやり過ごせるだろう」などと楽観視しているケースがある。この場合、浮気の証拠を集めて示すことで認めさせられることがある。 |
浮気相手を守りたい | 浮気がばれると浮気相手に迷惑がかかると考えて、浮気を認めないケースがある。たまたまどこかで出会った相手であればすんなり認めることもあるが、会社の同僚や昔からの友人で長い関係性のある人物が浮気相手だと、守ろうとする心理が働くことも多い。激昂し、高圧的な態度で問い詰めるほどその気持ちが強まるおそれがある。 |
別れたくない | 浮気を認めてしまうと別れる・離婚することになるのではないかと不安に思い、浮気を認められないケースがある。また、子どもの親権がかかっているため浮気が原因で別れたくないと考えることもある。この場合、別れる意思がないのであれば、その旨伝えて冷静に対応すれば認めてもらいやすい。 |
慰謝料を払いたくない | 浮気が原因で慰謝料の請求を行うことがあり、そのお金を支払うのが嫌だからという理由で認めないケースがある。弁護士を通すことで観念して認めてもらえることもあるが、その場合は対立関係が強まる可能性が高いため要注意。 |
パートナーを傷つけたくない | 浮気をした張本人ではあるものの、「浮気を認めるとパートナーを傷つけることになってしまう」と気を遣って浮気を認めないケースがある。強い罪悪感を抱いていることが多く、関係の継続を望む場合は、受け入れる姿勢をパートナーに示すことで話してくれることもある。 |
このように、パートナーがなぜ浮気を頑なに認めないのか、その心理状態を探ることで次に取るべき行動が分かることもあります。